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過去開催のレポート
「瑠璃の会」はいつでもどこでも気軽に着物で遊びに行こうという主旨を持った会です。このページでは「瑠璃の会」が行われた当日の様子をレポートしていきたいと思います。
「令和を迎えてファーストコンサート」
〜西洋オペラ珠玉の名曲 & 伝えておきたい日本の心〜
2019年6月16日開催
昭和にスタートし平成を経て「令和」という新しい時代になり、初めての「瑠璃の会」を東中野の日本閣で開催しました。もう30年以上続く会の歴史に感慨深い想いが致します。
そして着物文化も、この時代に受け継がれて行くことを願っております。
梅雨時期の6月に開催ということで、天気が心配でしたがご覧ください!見事な青空。
昨夜までの長雨は皆様全員の気持ちで吹き飛ばし、風が爽やかな梅雨晴れの1日となりました。
参加者は57名 初参加の方も10名いらして下さいました。親子でご参加の方も何組かあり、年齢も幅広く世代を超えて集まれるのも、この会の楽しいところです。
6月ということで、単衣をお召しになる方が大半ですが、紫陽花や燕など、この時期ならではの柄、軽やかで涼しげな素材と爽やかな色。春秋の開催とはまた一味違った贅沢な装いを見る事が出来ました。
訪問着、小紋、紬、夏大島、アンティークな帯、装いは様々ですが、それぞれに個性が光り、皆様の着こなしは本当に素敵です。
「瑠璃の会」では、どんな着物でも良いので自由に伸び伸びと好きな着物を着る!これが唯一のルールです。
「令和」の由来となった万葉集の一節より...
「人々が美しく心を寄せ合う中で、香り高き文化が生まれ育ち、ひとりひとりが明日への希望と共に大きく花を咲かせることが出来るように…」
瑠璃の会もそうありたいですね。皆様にとって良い時代となる事を願います。
さて、今回は和洋にテーマを絞り、バリトンの貴公子の重厚な響きと、軽やかなソプラノの音色で、素敵なコンサートと美味しいお食事を楽しむ企画となりました。
バリトン 野村光洋さん、ソプラノ 佐藤りなさん、ピアノ 中山博之さんをゲストに迎え華やかで賑やかな新時代「令和」のファーストコンサートが始まります。
第一部のコンサートでは「西洋オペラ珠玉の名曲」と銘打ってオペラのハイライト集が演奏されました。
★ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」★モーツァルト「フィガロの結婚」★モーツァルト「ドン•ジョヴァンニ」など。名作オペラ場面ごとに解説が入り、数々のアリアを聴きながら優雅な時間が流れていきます。
最後の方には、ピアニスト中山さんによるピアノソロ ★ベートーヴェン「テンペスト」3楽章 の演奏がありました。ドラマティックな旋律と繊細なタッチに息を呑みました。一同真剣な表情〜。
出演者が乾杯の歌で盛り上げると、楽しみにしてたお食事が始まります。今回はコンサートのテーマに合わせて和洋折衷のコース料理です。
皆様かんぱ〜い! 美味しいお食事にお喋り、今日はいっぱい楽しみましょうね。
お食事を終え、リラックスした雰囲気の中、第2部コンサートでは、和にテーマを変え「令和」の時代にも伝えていきたい日本歌曲が披露されました。
★夏は来ぬ(明治29年)★夏の思い出(昭和24年)★城ヶ島の雨(大正2年)★あわて床屋(大正12年)★初恋(昭和13年)★椰子の実(昭和11年)など、明治から平成に生まれた名曲、この季節にちなんだ選曲でお送りしました。
佐佐木信綱 、北原白州、石川啄木、島崎藤村、名だたる作詞家の美しい日本語の響きは、改めて日本人としてのアイデンティティーを感じさせます。思わず、一緒に口ずさむ♪メンバーの方もいらっしゃいました。
最後はアンコールに応えて、オペラ「カルメン」より闘牛士の歌、「魔笛」よりパパパの二重唱など、最後まで楽しいコンサートは続きました。
「瑠璃の会」は1年に1、2度の開催ですが、ここ最近では「瑠璃の会」で知り合ったメンバー同士、歌舞伎鑑賞、オペラ鑑賞、お茶会、日舞の会、着付けの会、短歌の会、浴衣でクルージング、クリスマスコンサート、など、自然と様々な集いが発生しています。メンバー同士の交流がますます盛んになり、大変嬉しく思います。
あらた工房インスタグラムなどでも「瑠璃の会」当日の様子、今後のメンバー同士の活動など、これからもご紹介して行ければと思います。そちらも併せてご覧ください。
ご参加の皆様、ありがとうございました。賑やかで楽しい1日を過ごすことが出来ました。着物を着て出かけたいけど一人で着るのはちょっと...どこに行けば...等、考えてしまう方は、是非、参加して下さいね。お一人参加も大歓迎です。
これからも一緒に着物で遊びませんか?また次回の「瑠璃の会」でもご一緒しましょう。
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